LS1026Aは、NXPセミコンダクターズ(以下NXP社)のプロセッサです。2つのCortex®-A72を搭載し、最大1800MHzで動作します。
LS1026Aの仕様
LS1026Axx8MQA | LS1026Axx8P1A | LS1026Axx8Q1A | LS1026Axx8T1A | |
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Core Type | 2 x Arm® Cortex®-A72 | 2 x Arm® Cortex®-A72 | 2 x Arm® Cortex®-A72 | 2 x Arm® Cortex®-A72 |
Operating Frequency [Max] (MHz) | 1200 | 1400 | 1600 | 1800 |
SRAM (Max) (KB) | 128 | 128 | 128 | 128 |
出典:Layerscape® 1046A and 1026A Processors
LS1026Aとは
Layerscape®シリーズとは
Layerscape®シリーズとは、NXP社が提供しているマイクロプロセッサファミリです。Arm®コアを搭載し、省電力ネットワーキングや産業用アプリケーション、高度なデータパスとネットワーク周辺インターフェイスを必要とする新しい仮想ネットワークや組込みシステムまで、幅広く活用されています。
Layerscape®シリーズのラインアップ
Layerscape®シリーズの主なラインアップは、以下の通りです。
- LS1012A:拡張性、セキュリティ機能
- LS1020A:仮想化サポート、高度なセキュリティ機能、広範囲の高速接続性
- LS1021A:仮想化サポート、高度なセキュリティ機能、広範囲の高速接続性
- LS1024A:拡張性、優れたパケット処理機能、高スループット、高ハードウェア機能
- LS1028A:暗号化オフロード、安全性
- LS1043A:低コスト、省スペース性
- LS1046A、LS1026A:互換性、拡張性
LS1026Aは、互換性、拡張性が特長です。
Layerscape® LS1026Aシリーズとは
Layerscape® LS1026Aシリーズとは、NXP社が提供しているマイクロプロセッサファミリで、デュアルコアの製品を展開しています。
シングルコアとは
シングルコアとは、コアを1つだけ内蔵したプロセッサのこと。シングルコアは、通常マルチコアと対比する文脈において使われる言葉。
デュアルコア・クアッドコアとは
コアを複数搭載したマルチコアのうち、コアを2つ搭載したものをデュアルコア、コアを4つ搭載したものをクアッドコアと言う。
LS1026Aとは
LS1026Aは、64ビットのArm® Cortex®-A72を搭載し、パケット処理アクセラレーションや高速周辺機器を備えています。
出典:Layerscape® 1046A and 1026A Processors
【特長1】豊富な周辺機器
QSPI、SPI、GICなど、さまざまなインターフェースを追加することが可能です。
【特長2】互換性
LS1023A、LS1043A、LS1088AのSoCとピン互換性があり、ハードウェアとソフトウェアの互換性を維持しながら、プロセッサをA53(2~8コア)やA72(4コア)へ比較的容易に移行できます。
【特長3】Arm SystemReady ES 規格認定
LS1026AはArm®の組込みにおける標準オペレーションシステムやハイパーバイザーの相互運用性が証明されており、Arm SystemReady ES規格の認定を受けています。
LS1026Aの使い方(アプリケーション)
LS1026Aは、以下のアプリケーションに適しています。
- 車載用ゲートウェイ
- 企業向けの無線LANアクセスポイント
- ビルのセキュリティ
- 在庫管理システム
LS1026Aの入手方法
LS1026Aは、NXP社の正規販売店や下記のオンラインショップなどで購入できます。
LS1026A 評価ボード
LS1026Aの評価ボードは、以下の通りです。
搭載CPU | 特長 | 対象 | Block Diagram紹介シート | |
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LS1046A Freeway Board | Layerscape® 1046A (1026A互換) | NXP社純正の評価ボード | NXP社純正の評価ボードを使用したい方
すぐに開発をスタートしたい方 |
Layerscape LS1046A Block Diagram |
LS1026Aの対応OS
LS1026Aに対応している主なOSは、以下の通りです。
- μC3(マイクロ・シー・キューブ)/Standard (弊社製品)
- μC3(マイクロ・シー・キューブ)/Standard+M (弊社製品)
弊社製品「μC3(マイクロ・シー・キューブ)」のご紹介
高性能リアルタイム処理向けRTOS「μC3(マイクロ・シー・キューブ)/Standard」
μC3(マイクロ・シー・キューブ)/Standardは、μITRON4.0のスタンダードプロファイルをベースに、32/64ビットプロセッサが搭載された組み込みシステム向けのRTOSです。
μC3/Standardは、高性能プロセッサがより高度なリアルタイム制御に耐えられるよう、割込み禁止時間を極力なくし、割込み応答性を最重要課題として設計したRTOSです。
Arm® Cortex®-Aシリーズ、Arm® Cortex®-Rシリーズだけでなく、高性能な Arm® Cortex®-MやRenesas RXシリーズにも対応しています。
- 32/64bitの高性能プロセッサに最適化
- 割り込み応答性を高め、32/64bitの高性能プロセッサ向けに最適化されたμITRON4.0仕様のカーネル。
- 豊富なプロセッサ・サポート
- 業界随一のプロセッササポート実績があり、技術サポートも充実しています。CPUの選択肢を広げ、機会費用を抑える事ができます。業界随一のCPUサ
- ポート実績があり、技術サポートも充実しています。ご使用予定のデバイスで直ぐに開発着手が可能で、ご質問に対して24時間以内の1次回答を徹底しています。
- マルチコア対応
- 組み込み機器向けに最適なAMP型カーネル。マルチコアによって、リアルタイム性能を強化します。
- 豊富なデバイスドライバを用意
- I2C, SPI, GPIO, SDなどのデバイスドライバをオプションで用意。(UART, Timer, INTCはμC3に、EthernetドライバはμNet3に付属しています。)
詳しい資料をご希望の方は、下記よりプロダクトガイドをダウンロードしてください。
マルチコアAMP拡張版RTOS「μC3(マイクロ・シー・キューブ)/Standard+M」
μC3/Standard+Mは、μC3/StandardにAMP型のマルチコア拡張を追加したマルチコアプロセッサ向けのRTOSです。
μITRON4.0のスタンダード・プロファイルをベースに、AMP型の特長を活かしたコア毎の処理・リソースの割り当て、コア間連携のためのAPIを追加しています。
ArmR CortexR-Aシリーズを中心にマルチコアのMPUをサポートしています。
- リアルタイム処理に最適なAMP型カーネル
- 自由にタスクや資源を各CPUに割り当てることで、システムの負荷分散が容易に実現できます。
- μITRON APIによるCPU間通信機能
- タスク間通信などの機能をCPU間通信でも実現ができ、シングルコアと同様にプログラミングができます。
- 一括リンクによるコード効
- 率の向上
- コア別のプログラムを一括リンクすることで、より効率の良いプラグラミングができます。
- 多彩なミドルウェアや豊富なデバイスドライバを用意
- μC3/Standard対応のミドルウェアやデバイスドライバを利用できます。
詳しい資料をご希望の方は、下記よりプロダクトガイドをダウンロードしてください。
μC3のライセンスの種類・詳細
ライセンスの種類
ライセンスの種類は3つあります。
- 開発量産用プロジェクトライセンス
- プラットフォームライセンス
- 研究開発用プロジェクトライセンス
開発量産用プロジェクトライセンス
開発量産用プロジェクトライセンスは、研究開発から量産販売までが可能な標準的なライセンスとなります。開発量産用プロジェクトライセンスの対象製品の範囲には、1種類の製品型番だけでなく、その製品ファミリ(派生機種)が含まれます。
有償の保守契約に加入中の場合、プラットフォームライセンスのライセンス費用との差額でアップグレードが可能です。
プラットフォームライセンス
プラットフォームライセンスは、プロジェクトライセンスの対象範囲を広げたライセンスです。プラットフォームライセンスの対象製品は、1種類の製品ファミリだけでなく、複数の製品ファミリが範囲となります。サイトライセンスではございません。
研究開発用プロジェクトライセンス
研究開発用プロジェクトライセンスは、研究開発のみ可能なライセンスです。ライセンス購入時の段階で、製品化まで見えていない場合や、フィジビリティスタディの場合にお勧めです。
ライセンス費用は、開発量産用プロジェクトライセンスの60%の価格です。
有償の保守契約に加入中の場合、開発量産用プロジェクトライセンスのライセンス費用の40%オフの価格でアップグレードが可能です。
ポイント
- 開発量産用プロジェクトライセンス:研究開発から量産販売までが可能な標準的なライセンス
- プラットフォームライセンス :1種類の製品ファミリだけでなく、複数の製品ファミリを範囲とするライセンス
- 研究開発用プロジェクトライセンス:製品化まで見えていない場合や、フィジビリティスタディの場合にお勧めなライセンス
※弊社のライセンスはプロジェクトライセンスの形式を採っております。ご購入時に該当プロジェクトの名称をご登録いただく必要があり、その際、「計測機器」などの抽象的な名称ではなく、具体的な名称を頂戴しております。
お客様のご要望にあわせて適切な範囲で設定させていただきますので、まずは、担当営業にご相談下さい。
ライセンスの詳細
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- ライセンス費用の金額・計算方法:ライセンス購入時の固定の一括払いのみでご使用いただけます
- 開発人数制限 :無(ただし同プロジェクト内)
- 提供形態 :ソースコード
- 使用範囲 :定義されたプロジェクト内
- 使用CPU :型番固定ではなくCPUシリーズ(例:STM32F4シリーズ)
- μC3/ConfiguratorはCPUシリーズ毎に用意されています
ライセンスの価格などの詳細については、下記よりプロダクトガイドをダウンロードしてご覧ください。
保守について
製品定価には契約日の翌月1日から6ヶ月分の無償保守が含まれています。
無償保守サービス終了後は有償での保守サービスとなります。そのまま継続でのご利用の場合、製品価格(研究開発用プロジェクトライセンスはプロジェクトライセンス価格)の20%、非継続の後に再加入をされたい場合は研究開発用プロジェクトライセンスはプロジェクトライセンス価格)の40%となります。
プロジェクトライセンスと1年間の保守サービスを同時にご購入いただいた場合は、初回に限り15%とさせていただきます。
保守サービスには以下が含まれています。
- 製品の無償バージョンアップ対応
- コンパイラのバージョンアップ対応
- メールによる技術サポートサービス(1営業日以内に1次回答)